以前に亜紀さんからこういう質問がありました。
亜紀さんがディクシャをした方々から、
「何度もディクシャを受けたほうがいいのですか?」
という質問をよく受けるので、どのようにお答えすればいいでしょうか、というものでした。
ディクシャは一度受ければ、高次の「恩寵」が働き、他の方法では到達しづらい次元に自動的にシフトします。
それでも、もしできれば何度も受けるとさらに良いと思います。
例えればそれは藍染のようなものです。
藍染は布を藍の染料液に浸して、それを空気に触れさせて乾燥させますが、より美しい藍色を出すためには、染料につけては引き出して空気にさらすという作業を何度も何度も繰り返し行います。
同じように、ディクシャによって「恩寵」を受ければ受けるほど、あなたの到達した次元が定着し、あなたはより美しくなります。
ここでもうひとつお伝えしておきたいのは、ディクシャによって起きることは千差万別だということです。
亜紀さんは僕のディクシャを受けて、至福感で2週間起き上がれなかったと聞きました。
では誰もが同じような経験をするのかというと、人によってはまったく何も感じない方もおられます。
じゃあその方には何も起きていないのかというと、決してそうではありません。
その人に最適な速度で、その人にとって必要なことが必ず起きます。
ずっと何も変化がないと思っていたのに、何ヶ月か経って以前の自分を振り返ると、今が随分違った状態にあることを発見する方もおられます。
マインドは「体感を欲しがる」という癖がありますが、体感があろうがなかろうが、あなたは必ず「恩寵」を受けて変化します。
しかし何が起きるのかは僕にも亜紀さんにもわかりません。
なぜならそれを行っているのは、私たちの想像など及ばない「遥かに高次の意識」「大いなる存在」だからです。
また、
「HARUさんのセッションやディクシャを受ける機会はないですか?」
という質問も亜紀さんがよく受けられるそうです。
これについてもご説明しておきますと、多くのスピリチュアル・メソッドや宗教では、まず「教え」があり、それを学ぶことでその人の次元が変わることを期待します。
ところが僕がお伝えしている方法は、まず最初にあなたの次元が変わることから始まります。
それは脳神経が変容し、マインドが鎮まり始め、内なる空間の静けさに気づく状態です。
仮に「その状態」と言っておきますと、あなたを「その状態」にするのがディクシャです。
100年間ヨガや瞑想をしても「その状態」にはならないかもしれません。
でもディクシャは僅か1分間で「その状態」になります。
それはなぜかというと、人間という「被造物」の小さな小さな頭であれこれ考えて100年間修行をするのと、創造者の「高次の意識」からの恩寵を一瞬受けるのと、どちらが効果的かは比べるまでもないからです。
そして最初に「その状態」になっていただくことで、あなたは「教え」を容易に吸収できる状態になります。
ですので亜紀さんからは、ディクシャを受けた方にのみ僕の個人セッションのご案内をしてもらっています。
そしてディクシャを受け、僕のセッションを受けられた方は皆さん苦しみから解放され、これまで誰も教えてくれなかった「真の幸福」がある場所を知り、「その場所」に至る方法を知り、そして「その場所」に到達します。
これもまた僕の力などではなく、あなたをそこに導く「大いなる存在」の力なのです。
